ワンルームマンション投資を映し出す鏡

湿度が3 0%未満の部屋ではインフルエンザウィルスが活性化します。
夏、冬ともに「適度な湿度を保つ」家なら健康にもいいのです。
「結露」と「音」の問題窓回りの結露を防ぐ断熱・気密対策冬場、毎朝のように窓枠部分で発生する結露とカビに心当たりはありませんか? カビはアレルギーの原因にもなります。
冬の結露は、開口部(忠) の性能を十分に確保すれば解決できます。
窓回りの結露を防ぐ断熱・気密対策が必要です。
 静かにぐっすり眠れて疲れを十分に癒せること 音の問題も、開口部(忠) の気密・遮音・防音の性能に配慮すれば、ある程度解決できます。
住宅に健康を求めるのであれば、ゆったりくつろげる、ぐっすり眠れるといった心身ともに疲れをとってくれる家にしたいですね。
特に鉄道線路や幹線道路の近-にお住いの方ならとても重要なポイントです。
 以上、「住み心地」を重視するための8つの条件をご紹介しました。
これだけの条件をまとめて満たすことができる住宅であれば、それこそ「真の健康住宅」だと私は考えます。
犠牲にされてきた「住み心地」 住宅の価値には、目で見て、触れて、説明を聞けばすぐにわかる表面的・機能的な価値と、目に見えず、住んでみなければわからない 「住み心地」という価値があ-ます。
 住宅会社は自社の利益を最大化するために、「いかに早-売るか」「いかに早-安-建てるか」「いかに早く売り上げを回収するか」をテーマにビジネスモデルを構築してきました。
パッと見て、印象に残るようなデザインや多彩な設備によって消費者の気持ちを引きつけ、購入意欲を一気に高めて契約に漕ぎ着ける流れを理想としています。
この効率を最大化するためには、消費者が時間をかけてじっくり検討したり、何回も確認しなくてはわからないような要素は限りなく省略しなくてはなりません。
その結果、最大の犠牲にされたのが「住み心地」なのです。
「住み心地」は一言では説明しにくい上に、それなりの建築コストがかかり、顧客の意思確認に時間がかかるため、住宅会社にとってはやっかいで面倒な要素です。
ですから、住宅会社はお客さまには「住み心地」というものにできるだけ興味をもたせないように、一生に一回の買い物である住宅を「衝動買い」させる仕組みをつくってきたのです。
住宅会社にとって「不都合なこと」とは? 住宅会社にとって「住み心地」をお客さまにアピールすることは、どうもたくさんの不都合な要素があるようです。
どのような不都合があるのでしょうか? 順に列挙してみます。
 不都合その1 説明する担当者の教育に時間がかかる カタログやパンフレット、モデルハウスだけでは、目に見えない 「住み心地」をお客さまに理解してもらうことはできません。
そのため、説明する担当者にかなり高度な専門教育が必要になります。
仮に一級建築士であっても「住み心地」の説明に関しては、かなりの理解と訓練が必要になるほどの難しさがあります。
説明する担当者の教育・育成に時間がかかり、なかなか戦力化できないため、「住み心地」についてふれるわけにはいかないのです。
 不都合その2 「住み心地」の確認には時間がかかる 仮に「住み心地」 に関して担当者が説明できるようになったとしましょう。
説明を受けたお客さまは、次には実際にそれを「体感して確認したい」とおっしゃるはずです。
 しかし、春夏秋冬、梅雨の時期のそれぞれの「住み心地」について、一度に体験・体感することは当然できません。
モデルハウスなどで体感してもらうにしても、時期をずらして何回も行うことになります。
どんどん早く商談を先に進めて、早く契約に漕ぎつけたい住宅会社にとっては、これも不都合なポイントなのです。
 不都合その3 「居住者の声を聞かせてくれ」と言われると困る もっとも住宅会社にとって不都合なことは、実際に住んでいるお客さまの声をたくさん聞かせてほしい、居住者の方にた-さん会わせてほしいと言われることです。
 住んでみなければわからない住み心地のよさを確認するには、実際に住んでいる方の話が一番信感性があります。
住宅会社の営業マンが発する、売りたいがためのセールストークを消費者は簡単に信じることはできないからです。
しかし、住宅会社はなぜ、居住者の声をた-さん聞かせてくれと言われると困るのでしょうか。
 理由そのー「住み心地」 の感想は、入居後、しばらくしてからでないと開けません。
ということは、契約、打合せ、工事中、入居後のアフターの段階まで、信頼関係に基づくよい人間関係が継続しているということが大前提にあるわけです。
「住み心地はどうですか」と感想を聞かせてもらえるだけの人間関係を、入居後の段階まで継続してい-というのは、決して簡単なことではありません。
少なくとも、契約したら終わり、建ててしまったらサヨナラというやり方では、不可能でしょう。
建てたあとの居住者の声を提供できないような住宅会社はけっこう多いのではないか、と私はとらえています。
「住み心地」をセールスポイントとするのは、契約後のお客さまを大事にし、アフターメンテナンスを万全に行っている会社にしかできないことです。
お客さまに「住み心地」を保証することは、「売り逃げ住宅」「建て逃げ住宅」を販売している住宅会社には、不可能と言ってもいいでしょう。
「たくさんの声を聞かせて-ださい」と言われたら、住宅会社の方から逃げ出してしまうかもしれません。
「そんなややこしいことを言わない他のお客さまを探そう」と。
 本書の第6章で詳し-説明しますが、住宅会社の中には営業段階はこちらが驚くほど熱心なのに、契約した途端に態度が豹変してびっくりしたなんて話がたくさんありますから、注意が必要です。
 理由その2「住み心地」 の性能がお客さまの期待したほどではなかったので、胸を張って聞かせられる声が集められない-という場合もあるかもしれませんね。
もともとそれだけの性能が住宅にないのに「夏涼しく、冬暖かい」ことをオーバートークしていたり、工事の施工不良で性能を発揮させることができないような住宅会社の場合がそうです。
「住み心地」は居住者の主観的な判断も加わりますので、その評価は実にデリケートなものです。
「住み心地」 でお客さまに喜んでいただ-には、「消費者が期待する性能の家」を、「正しく説明」して、「正確に工事」できる「真面目で嘘をつかない誠実な住宅会社」であることが必要なのです。
だから、そうでない会社にとっては、「住み心地」をメリットとしてアピールすることはできないのです。
国の制度・方針にも問題が一級建築士さんは建築の専門家。
だから、構造計算や「住み心地」に関してもプロのアドバイスが聞けるはず-だと考えてしまいますよね。
耐震偽装問題がニュースで盛んに取り上げられたとき、構造計算のミスを一級建築士が見抜けないことが明らかになりました。
それどころかほとんどの一級建築士が、実際は構造計算ができないことが判明しました。
構造計算は一般に思われているよりかなり専門性の高い高度な技術なのです。
「一級建築士なら誰でも構造計算ができる」と考えるのは、「医者なら誰でもガンの手術ができる」と考えるのと同じだと言えます。
 ちなみに構造計算については、12月に法改正がなされて、一級建築士の中でも特別に試験に合格して「構造設計一級建築士」と認定された人でないと行えないようになってきています。

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